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船体、貨物の保全、堪航性維持の実現

世界海運評議会の報告によると、海上におけるコンテナ貨物の損失は過去5年間で67%増加しています。

乗組員、貨物、環境への悪影響は別として、統計によると企業の収益損失は数百万ドルに上ると報告されています。

 損失したコンテナの数は年間数百から数万本と推定されていますが、世界のコンテナ船の90%を占める企業を対象に調査した世界海運評議会からのレポート(2014年)が最も広く受け入れられています。

WSCのレポートによると、2011年から2013年におけるコンテナ貨物の損失数は、壊滅的な海難事故を除いた場合は年間平均で733個、壊滅的な海難事故を含めると損失数は2,683個にまで増加する結果となっています。 

海上に落下したコンテナのほとんどは水没しますが、海底に到達するまでに約2か月かかります。

冷蔵コンテナの場合、断熱材により水密が保たれるため直ぐには水没せず、しばらく漂流する可能性があります。

海面上に漂流するコンテナは他の船舶に危険をもたらすだけでなく、コンテナ内に積載された貨物に化学物質や汚染物質が含まれている場合、海洋の生態系にも悪影響を及ぼします。海上に落下したコンテナの約1割には海洋生物にとって有毒な化学物質を含んでいます。

海上におけるコンテナ貨物損失の主な原因は、不十分な積み付けやラッシング、不適切な梱包、船体構造にかかわる欠陥、荒天遭遇、さらに船舶の横揺れと波との出会い周期により発生するパラメトリックや同期横揺れ等をもたらすレゾナンス(共振現象)などが挙げられます。 

レゾナンスの予測について

StormGeo社プロダクトマネージャーは、レゾナンスは本船が正確に推定することが可能なシップモーション(船体運動)すなわち ピッチ、ロール、あるいはヒーブなどと異なり、経験豊富な船長でさえ予測が困難な現象であると述べています。 

さらに『パラメトリックおよび同期ローリング(横揺れ)は、船体の形状、サイズ、および積載状態に関係しており、これらはすべて復元性に影響を及ぼす』と言及しています。 

「時折、船舶は自然な横揺れを誘発する波の向きや周期に対し、ある一定の船速や角度で航行することにより

横揺れが増大する場合があります。これまでStormGeo社では、船体運動を測定するロギングシステム等を通じ、「パラメトリックローリング」を誘発する波、或いは30度の横揺れを伴った船舶等、様々な現象を確認してきました。 

貨物の損傷や損失の防止

StormGeo社プロダクトマネージャーは、以下の点を挙げ当社のソフトウェアs-Planner | BVS のような最適航路の選定を支援するツールは、積載貨物の紛失を防ぐうえで非常に有用であると述べています。 

「船舶の堪航性を維持するための支援ツールは、波に対する船舶の動揺を正確かつ確実に予測するのに役立ちます。また、誤報により乗組員の混乱をきたさないよう、それらのツールは信頼性が高いことが重要です。」「これらのツールは、波に対する船舶の応答を正確かつ確実に予測するのに役立ちます。」 

s-Planner | BVS は、一般的なソフトウェアよりも高度な機能を要求しており、その結果、貨物保全に非常に効果的なツールであると言えます。船体、貨物保全のためのシーキーピング機能は、船速の調整、ECAゾーン通航のための航路選定、ならびに航海スケジュールの最適化等、全ての機能の一部です。

加えて「s-Planner | BVS は予測された気象海象状況に対する船舶の動揺を計算することができ、乗組員に対し損害を与える現象の可能性とそれらを回避する方法をアドバイスすることができます。」と述べています。 

一歩先を行く機能の充実化

s-Planner | BVS の極めて重要で独自の強みは、モーションセンサーユニット(MRU)をオプションとして利用できることです。

モーションセンサーの利用は、安全性と精度の新たな側面をもたらすことになります。航海計画と最適化航路の選定には気象海象予測データを使用しますが、モーションセンサーを利用することにより、堪航性を維持するために重要な気象海象現象の見落としや、誤った評価がされることのないよう船長や乗組員に警告する機能がもたらされます。すなわち、精度と信頼性が2重層となります。

また、モーションセンサーによる船体動揺のデータは、安全航海のための有用な判断材料を提供するとともに、効率的な運航の実現やラッシングマニュアルの更新等を可能にします。「シーキーピングは私たちにとって単なるソフトウェアではありません」とプロダクトマネージャーは述べています。また、モーションセンサーによる船体動揺のデータは、安全航海のための有用な判断材料を提供するとともに、効率的な運航の実現やラッシングマニュアルの更新等を可能にします。「シーキーピングは私たちにとって単なるソフトウェアではありません」とプロダクトマネージャーは述べています。

最後に、保険会社は海上におけるコンテナ貨物損失の主因として荒天遭遇を挙げていますが、良好な気象海象状況下においてもレゾナンス現象(船体動揺と波の運動が共鳴する)がみられる場合、貨物の損失をもたらす要因になりうると述べています。

 

StormGeo社では、航海の安全と効率を向上させるためのヒントを紹介させていただくために、以下の日時において無料のウェビナーを開催いたします。

開催日時 1月27日(水曜日)1500~1600(日本時間)

船舶の安全、効率的な航海をめざす航路選定に気象海象情報がいかに重要であるかについて言及させていただきます。

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